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前節の蒲郡では10戦9勝2着1回の準完全Vと勢いに乗る。今期は航法による出場停止の影響もあり出走回数不足でB1級。当地は昨年5月戦で優勝して以来の参戦で、持ち前のスピードターンを活かして当地連覇に挑む。
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当地では22年9月のB級ボートレースメモリアルで6コースから峰竜太を破って優勝と、浜名湖ファンへのアピール度は高い。前期はF2で我慢のレースを強いられB1級に降級したが、期が変わり決め手は戻りつつある。
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今期デビュー。1月17日現在で34走して2着1回、3着5回と途中追加も含め出場5節すべてで舟券絡みがある。正月戦では地元の先輩相手に2度の3着で万舟券に貢献。道中果敢な走りで見せ場も多く、狙うは水神祭だ。
使用当初から高いポテンシャルを示し、GⅡを含む優出8回は最多。展示タイムも良く、まくり、まくり差し勝ちの多さがパワーを証明している。6月戦で手にした山崎郡(大阪)は、中盤から8連勝Vと圧勝劇を披露した。
菊地孝平(静岡)が出足を強力に仕上げ、10走すべて0台スタートで正月戦を制す。シリーズ中には現モーターの最速ゴールタイム(1分46秒5)も記録した。その優勝含め現在3連続優出中と、近況の動きは間違いなくいい。
初下ろしのGW戦で深谷知博(静岡)が優勝を飾ると、次節は鎌倉涼(大阪)が準優勝と夫婦リレーで話題に。その後は部品交換もあったが、12月以降に佐々木完太(山口)の優勝含む3優出と、気温が下がり再び脚光を浴びる。
過去には石原翼(静岡)、黒野元基(愛知)がデビュー初優勝を飾り、東海地区若手レーサーの出世大会となっている今大会は、今年で5回目を迎える。
ファン投票で枠番が決まる初日ドリーム戦の1号艇には、圧倒的な票数を獲得しボート界最年長の高塚清一(静岡)が選出された。高塚選手は昨年12月の江戸川では、インの55歳年下のレーサーを2コースからまくって最年長勝利記録を76歳9ヵ月に更新。気迫のこもったレースで話題を振りまいている。昨年の1コース1着率は16%と苦戦気味だが、地元水面では1コース1着率が33%まで上昇。「高塚選手の逃走劇が見たい!」と、一票を投じたファンの想いに応えるシーンも十分だ。
しかしながら、過去4大会のドリーム戦は、イン逃げ決着が1回と波乱含みである。4号艇には吉田凌太朗(愛知)、5号艇には前田滉(愛知)と前期A1級から降級し巻き返しに燃える若手がおり、スリット攻勢からのスピードターンで内枠勢に襲い掛かりそうだ。
ヤングレーサーが攻めるなら6号艇の坂東満(静岡)にも展開は向くだろう。2号艇の一色雅昭(愛知)、3号艇の渡邊哲也(静岡)はスタートで外の攻めを封じて、巧みなハンドルさばきで見せ場を作りたい。