過去には石原翼(静岡)、黒野元基(愛知)がデビュー初優勝を飾り、東海地区若手レーサーの出世大会となっている今大会は、今年で5回目を迎える。ファン投票で枠番が決まる初日ドリーム戦の1号艇には、圧倒的な票数を獲得しボート界最年長の高塚清一(静岡)が選出された。高塚選手は昨年12月の江戸川ではインの55歳年下のレーサーを2コースからまくって最年長勝利記録を76歳9ヵ月に更新。気迫のこもったレースで話題を振りまいている。昨年の1コース1着率は16%と苦戦気味だが、地元水面では1コース1着率が33%まで上昇。「高塚選手の逃走劇が見たい!」と、一票を投じたファンの想いに応えるシーンも十分だ。